2020年5月29日に報道された内容(NITE)に関する弊社見解
2020年6月6日
お客様各位
株式会社TMC
平素は格別のご愛顧をいただき誠にありがとうございます。
一部報道機関の「次亜塩素酸水、有効性は確認されず」等発表により強い不安を抱いておられるかと思います。昨今コロナウイルスの感染拡大から品質に問題があったり、正確な説明がなされていない製品が多く出回っているという玉石混淆状態になっており、こういった発表、報道につながっていったと思われます。
皆様にはご心配をかける結果となり、お詫びを申し上げるとともに、今回の正確な報告内容と当社見解を述べさせていただきたいと考えております。
1.ステリケアの安全性と効果
ステリケアは顆粒状のジクロロイソシアヌル酸ナトリウムと食品添加物の無機塩を主成分としており、水に溶解しすると次亜塩素酸(HCLO)が発生します。
- ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムは製薬会社が塩素系消毒薬として製造しており、浄水場、プールなどの水衛生環境の維持のため、生活に密着した場所で使用されています。無機塩と調合することで、使いやすい塩素濃度を生成させます。
- ステリケアは水に溶かすとPH6.5の手に優しい微酸性次亜塩素酸水になります。
有効塩素濃度は、溶かす水の量により、25~200PPMに簡単に調製できます。
- ステリケアは、病原性細菌から、アルコール消毒では除菌しにくいエンベロープ(脂質膜)をもたないウイルスにも幅広く効果的です。第三者機関(日本食品分析センター等)において検証しております。
- 個装のままでは5年保存可能ですが、一旦水に溶解させますと、有効塩素の経時劣化 が始まるものの一定の保存状態であれば30日間は問題なく使用できます。(第三者機 関で実証済み)紫外線、高温保存は劣化が進みますので特にご注意ください。
- ステリケアは株式会社TMCが専門家の指導を受けた厳しい品質管理のもと日本国内の工場で製造をいたしております。
- 官公庁を始め病院、歯科、介護施設、銀行等各種企業団体様にご使用頂いております。
2.「次亜塩素水、新型コロナウイルスへの有効性確認されず(NITE)」という報道
- 2020年5月29日のNITE報告は、すべての次亜塩素酸水を検証した報告ではなく「マーケットには様々な次亜塩素水があり、塩素濃度や酸性度の条件によって効果が変化しうるため引続き検証を実施し早期に結論を得る」という今の時点での中間報告 に過ぎず、すべての次亜塩素酸水の有効性が否定された最終結果ではありません。
現に有効性が認められた次亜塩素酸水もあります。
(製法は違うもののステリケアとほぼ同じ微酸性で塩素濃度50ppmの次亜塩素酸水)
- 研究機関で「次亜塩素酸水」の新型コロナウイルス不活化実証の発表
- ①
- 帯広畜産大学の小川教授、武田特任助教授らの研究グループが次亜塩素酸水が短時間で強力に不活化すると発表。不活化活性は溶液の酸性度ではなく含まれる遊離塩素濃度に依存しており、より効果的な消毒作用には、適切に保管し、長時間経過したものを避け、充分な液量が必要と発表(2020年5月第1、第2報)
- ②
- 北海道大学の人獣共通感染症リサーチセンターと玉城教授が新型コロナを30秒以下で不活化でき、安全で手に入りやすく、皮膚への刺激がすくないので感染予防の消毒液として推奨できると発表。また、NITEの発表後の誤報を心配し、感染者の増加を防ぐためにNITEと同条件で実験し、強酸性、微酸性の次亜塩素酸水も有効と立証されました。(2020年5月)
3.「次亜塩素酸水、空間噴霧の利用は控えて」の報道
- 2020年5月29日のNITE報告は、空間噴霧について「ウイルス除去の有効性や人体への安全性について確立された評価方法が存在しない」という内容で、次亜塩素酸水の噴霧を控えることを推奨する内容ではありません。
- NITE報告に記載されている各国衛生当局の見解は、「消毒剤の空間噴霧に対する見解であり、次亜塩素酸水の噴霧に関するものではありません。」噴霧被害の出ている次亜塩素酸ナトリウムやアルコール噴霧(消毒剤)は当然控えるべきです。現時点で次亜塩素酸水の空間噴霧に対して国が定めた明確なガイドラインは存在しません。そのため、各噴霧器メーカーはそれぞれ独自に対応し、空間噴霧の安全性を確認しています。また、国内の大学等の研究機関では次亜塩素酸の研究がおこなわれており、菌やウイルスに対する効果や空間噴霧の安全性についても研究成果が公開されています。
- 次亜塩素酸水の噴霧は既に永年にわたり、様々な現場(ホテル、病院、介護施設、オフィス、飲食店等)で採用されており、除菌、消臭の成果をあげていますが、特に健康被害の事故の報告はないとされています。ちなみに、当社の扱う超音波専用噴霧器では、15年間20万台で安全に使用されており、今後ともメーカーと協力をし、更なる科学的根拠を提供し、皆様に安心して頂けるよう努めてまいります。
4.最終的な当社見解
今回の新型コロナウイルス感染拡大に伴い次亜塩素酸水に注目が集まり期待感が大きくなったために、否定的な見解の報道に過熱したと思われます。とりあえずは、逆風ではありますが、コロナ騒動にのって儲けようという品質が悪いものや正しく販売されてないものを駆逐するいい機会とも捉えております。近いうちにNITEの最終報告も出ると思いますが、今は、自分達の出来る範囲のなかで新型コロナウイルスに限らず、我々の日常を脅かす種々のウイルス、細菌に対する「ステリケアの商品としての有効性」の検証を進め、皆様のお役に立つ商品の普及に努めてまいります。
消費者の皆様に安心して使用していただき、販売店の皆様にも自信をもって販売していただけるよう全力でこだわりの製品を提供していきますのでこれからもよろしくお願いいたします。