もちろん、赤ちゃんの指にも! 手指にある菌のお話
手指にはたくさんの菌やウイルスが付着しています。もちろん、赤ちゃんも例外ではありません。もしも赤ちゃんの手指にウイルスがついたままになっていると、指しゃぶりなどでウイルスが体内へと侵入してしまいます。
手指にどのような菌がいるのか、学んでみましょう。
手指に存在する菌の種類
手指には、良い菌である「常在菌」と感染症などを引き起こす「一過性細菌」が存在しています。
常在菌とは
常に人の手指などに住みついている細菌です。外からの侵入菌を防ぎ、紫外線から守ってくれる役割があります。細菌と名前が付いていますが、人体には有益な菌です。
ただし、本来なら良い細菌であるはずの常在菌も、「善玉」と「悪玉」の2種類があり、時に状況が一変します。というのも、健康状態がよければ常在菌はプラスに働きますが、体調が悪いと常在菌も危険な菌に早変わりしてしまいます。しかし、健康な方なら常在菌があることで得られるメリットはとても大きいのです。
ですから、すべて除菌するのではなく、有害な菌対策のためにもあえて残しておくことが免疫力のアップにも繋がります。
一過性細菌とは
一過性細菌には
- 大腸菌
- 黄色ブドウ球菌
- 緑膿菌
などがあります。一過性細菌が手指に常駐すると、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかる可能性が高くなります。
一過性細菌を防ぐ方法はとても簡単です。毎日しっかりと手洗いをして、手を綺麗にふけばほとんどの細菌やウイルスは除菌できます。だからこそ、外から帰ったら手洗いが大切なのです。
もし外出先で手が洗えない状態の時は、ウェットティッシュでしっかりとふいたり、スプレータイプの除菌剤を利用しましょう。
手洗いだけでは、衛生管理は不十分…
一過性細菌のほとんどは、手洗いで除去できるといわれています。しかし、間違った手洗いではウイルスが残留してしまうこともあるため、「正しい手洗い」を心がけましょう。
また、爪が長い方は注意が必要です。
日常的な手洗い
細菌やウイルスは、水に含まれている栄養分などを吸収して繁殖します。キッチンやまな板などの調理器具を濡れたままで放置するとどんどん菌が繁殖してしまうので、しっかりと乾燥させることが大切です。
できれば、除菌スプレーを使うなどして、利用する度に消毒することをおすすめします。
衛生的な手洗い
一過性細菌のほとんどを除去する洗い方です。常在細菌叢(*1)が浮き出てしまうため、日常的な手洗いに加えて、石鹸での2回洗いとアルコールの消毒が必要になります。アルコールフリーの除菌スプレーなども補助として使われることがあります。
*1 常に体の決まった部位に集団で存在している微生物のことで、病気の原因となる微生物から人間の体を守ってくれたりします。
手術時の手洗い
日和見菌を除去するための手洗い方法で、一時的ではありますが常在細菌叢を取り除くことができます。こちらでも、アルコールフリーの除菌スプレーなどを補助として使うことがあります。
どの手洗い方法も、石鹸を使って洗うことが大切ですが、その後しっかりと水分をふき取らなければ効果は半減するので気をつけましょう。
ウイルス対策にアルコールフリーの除菌剤「ステリケア」
手指には常在菌と一過性細菌が付いていますが、しっかりと手洗いを行えば感染症のリスクを下げることができます。コロナの時代には、手洗いに加えて除菌スプレーの利用も考えたいものです。
アルコールフリーの除菌剤「ステリケア」は、アルコールよりローコストで、水に溶かすだけで簡単に使用できる除菌・消臭剤です。
「アルコールを使っていないのに、そもそもちゃんと除菌されるの?」と気になる方もいるかもしれませんが、そこはご安心を!
「除菌=アルコール」というイメージの方が多いのですが、アルコールフリーの除菌剤には、アルコールに代わる除菌成分が含まれているためしっかりと除菌できます。むしろ、アルコールよりも除菌作用が強く、アルコール臭もしないので安心して使える除菌剤です。また、弱酸性で手肌にやさしいので、小さいお子様からお年寄り、ペットにまで安心して使える除菌グッズです。